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沖縄県の薬局・医療施設・薬剤師事情
363の島からなる沖縄県の薬剤師数は厚生労働省によると「平成26年（2014年）医師・歯科医師・薬剤師調査」によると、2014年12月31日現在、沖縄県の薬剤師の総数は2,109人となっています。そのうち、薬局に勤務する薬剤師は1,323人、医療施設に勤務する薬剤師は538人、医薬品関係企業に勤務する薬剤師は132人という全国47都道府県の中で最も低い数値です。
一般病院数が約90あり、沖縄本土や宮古島、石垣島には診療所やクリニックなどが各地にあり、地域に密着した医療を行っています。（参考：平成22年 厚生労働省 医師・歯科医師・薬剤師調査より）

青い海、独特の琉球文化、美味しい食べ物…様々な魅力を持つ『沖縄』ですが、地域医療情報システムによると、沖縄県の薬局数は538軒（2016年10月現在）で人口10万人に対する薬局数は37.53軒（全国平均44.65軒）、訪問薬局数は373軒で、人口10万人に対する訪問薬局数は26.02軒（全国平均37.64軒）となり全国平均に達していません。
沖縄県は大学に薬学部を設置している学校がないため、新卒での薬剤師確保は困難な状況にあります。このことも、沖縄県が薬剤師不足に陥っている原因と考えられます。

沖縄県の薬剤師の平均年収
沖縄県で働く薬剤師の平均年収は386.1万円で全国第46位。全国平均の515万円よりも128.9万円低くなっています。 沖縄県はここ数年で県内移住者も増加傾向で、全国でも人口増加率が上位に位置しています。人口に対しての薬剤師数は全国で一番少ない地域のため、期間限定の契約社員で求人をしている企業や、住居付きの高時給派遣求人など選択肢が非常に多いのも特徴です。 利便性の高い人気の那覇市には、チェーン展開している全国大手薬局から地場企業まで幅広い求人が揃っています。
また、豊見城市、南城市、浦添市、西原市など、那覇市から車で通勤可能なエリアでも積極的に募集を行っております！沖縄県は高齢層の患者様が多く、在宅医療への取り組みは全国でもトップクラスです。

参照：厚生労働省「平成26年度衛生行政報告例」「平成27年度衛生行政報告例」「平成26年医師・歯科医師・薬剤師調査」「平成28年度厚生統計要覧（保健衛生）」「平成28年度賃金構造基本統計調査」。 ＊年収は「賃金構造基本統計調査」より「きまって支給する現金給与額×12ヶ月＋年間賞与その他特別給与額」で算出。